2016冬ドラマ分析から見えた、コンテンツ多様化の時代

   

2016冬ドラマ コンテンツ 

前回の2016冬ドラマの期待度は?人気ドラマを予想してみた!では、2016年の冬に期待されるドラマをピックアップしてご紹介しました。
今回は、調査して気になった点から、今のテレビ視聴傾向について考えてみました。

松本潤さんのミステリー、解決編

2016冬ドラマ期待 松本潤
なぜ2016年冬ドラマに出演しない「松本潤」さんがデータに出現したのでしょうか?!

実は、収集された中の、とあるWebサイトで、松本潤さんが火村英生(犯罪学者)役をやると誤記された箇所があったのです。
このように、誤ったデータを誤りと捉えられないのは機械を使った分析では起こり得ることです。俯瞰判断だけではなく、深掘りが必要な箇所を特定した後は、人の目を必ず入れることで、分析は研ぎ澄まされるのです。ドラマ「下町ロケット」の、技術+人で素晴らしいものを作り上げていくというエピソードと同じですね!

なお、コンテンツを制作されている方なら、このような調査から逆にエラーを発見できる、ライティングの意図と違う受け取られ方をしている…といったチェックもできるわけです。誤りと書きましたが、「お宝」情報でもある点をご留意ください。

それにしても、松本潤さんは「フラジャイル」に主演するという噂もありました。誤記を発見したWebサイトでも「フラジャイル」主演となっており、松本潤さんのドラマ出演への期待から誤記が発生したと推理できます。

そして実をいうと、他にも、実際に制作されていない架空のドラマタイトルが、調査データの中に出現していました。

Webデータの中には、誤りを含めたさまざまな人の夢や願望も入っており、そのようなコンテンツも注目されていることが把握できます。
こういったデータからも、今のユーザーの視聴感覚が掴めてきます。

ユーザーはドラマを観ているわけじゃない?!

かつて、私たちはドラマというコンテンツ単体を観ていました。プラスされるコンテンツといえば書籍で、皆様も時々、原作本を買ったりしたでしょうか。
ところがITの進展、特にスマホの普及した今は、ドラマだけを観ているわけではないのです。

既にドラマが始まる前に、キャスト予想サイトを観たり、理想のキャストを投票してみたり、もうドラマ関連コンテンツは賑わい出します。ドラマ開始後は、視聴中にリアルタイムで感想を言い合い、まとめサイトを覗いたり、役者本人のブログを読んだりもします。

コンテンツの中には事実も私見も、夢も誤りも混在していますが、今の時代、人々はそのへんもざっくり含めて、膨大で雑多なドラマに関わるコンテンツを観ているのです。

2016冬ドラマ コンテンツの変化
人々が楽しんでいるのはドラマ単体ではなく「ドラマを核とした多様なコンテンツ」です。そしてそのコンテンツの発信者の一部はユーザー(視聴者)でもあるという状況が日常化しているんですね。
2015年秋ドラマの記事ではクロスメディア戦略のことを書きましたが、クロスメディアにはユーザー側のメディアも含まれているという視点が重要だと思います。

多様化するコンテンツに対応するには?

このような傾向に対応しようとチャレンジするドラマ広報や企業も目立つようになりました。
例えば、ドラマ独自のハッシュタグを作ってTwitter配信し、リアルタイム視聴を促したり、企業がドラマ内で使われた商品をすぐにFacebookで紹介したり、SNSを活用して積極的に視聴者を盛り上げる手法です。
コンテンツの多様化に対応するためには、自社の立ち位置に安住せず、ソーシャルメディアなど、言わばユーザー側の懐にも積極的に飛び込む意欲が問われます。

今回はドラマのお話ですが、実は中心となる核が「商品」「ブランド」でも「企業」でも同じような現象が起こっています。
このような時代の流れに対応するには、巨額の予算よりもアイディアとスピードが必要です。企業風土の自由闊達さが、これからのビジネスやマーケティング活動に影響してくるでしょう。
現代の企業には、少なくともユーザーからこのような観られ方をしているという意識を持つことと、膨大に乱立するコンテンツに振り回されるのではなく、状況を把握しながら戦略的に対応する姿勢を持てるかどうかが重要ですね。

まとめ

  1. 誤った情報も話題となる「松本潤」さん
  2. 今の人々は、ドラマではなく「ドラマを核とした多様なコンテンツ」を楽しんでいる
  3. コンテンツの多様化に対するには状況把握と戦略的な姿勢が重要

今回はドラマの話題から発展して、今の時代の視聴スタイルをビジュアル化し、情報発信のあり方について考えてみました。
いかに伝えるかという視点がドラマの視聴率やビジネスの数字にも影響します。2016年、新しい年に向けて参考にしてみてくださいね。

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