「日経トレンディ」1強時代に変化?!新勢力のメディアに注目!

   

トレンディ

前回の「2016年ヒット予測」を調査!2016年の注目商品と消費者心理を探るでは、注目される商品分野やヒット予測へのイメージ、そこから読み取れる消費者の心理を読み解きました。
今回は引き続きマーケティングのいまがわかるSeeSの調査(1月7日実施)で新勢力のメディアに注目してみましょう。約30年に渡りヒット予測のオーソリティとして1強状態の情報メディア「日経トレンディ」に対し、新興勢力として女性向けWebメディア「モデルプレス」が台頭しています。

  • 日経トレンディ(日経BP社) http://trendy.nikkeibp.co.jp/
  • 1987年創刊の月刊雑誌(流行情報誌)。Web情報は日経トレンディネットで配信。
  • 日経BP社全サイト合計 月間1.25億PV、1530万UB(2015年)
  • モデルプレス (株式会社ネットネイティブ) http://mdpr.jp/
  • Webメディア(ガールズニュースサイト)。会社設立2005年。
  • 月間1.3億PV、4100万UB(2015年)

台頭するメディア「モデルプレス」

「2016年ヒット予測」というキーワードとひんぱんに使われる言葉(共起関係にある言葉、共起語)のリスト上位をご覧ください。

2016ヒット予測共起語

Webメディア「モデルプレス」の共起関係が強い=「2016年ヒット予測」と一緒に使われる頻度が高いという結果が出ました。
モデルプレスは、予測記事発信が直近ですので、この情報発信タイミングの影響もあると思いますが、それにしても驚きです。
Web上で「ヒット予測といえばモデルプレス」というひとつの実態が出現した、という点には注目したいです。若い女性を中心に強い集客力を持つモデルプレスの情報発信力が、ヒット予測においても出現したといえます。

実は調査前のSeeS編集部では、ヒット予測に関してモデルプレスの存在はあまり意識していませんでした。こうやって具体的に名称が出ることで、市場の新興勢力や新たな話題を知ることができるのも定性調査のメリットですね。

コンテンツの品質で「モデルプレス」が1位に!

情報は中身も重要です。よりユーザーに最適なコンテンツを提案しているのはどのサイトでしょうか?
マーケティングのいまがわかるSeeSは、Google、Bingなどと同様の検索エンジンです。
ですから収集したWebサイトはすべて順位づけされます。
他の検索エンジンとほぼ同じような判断で順位をつけますが、SeeSの特徴としては「より純粋にコンテンツの品質で順位づけ」をした結果が得られます。
「2016年ヒット予測」というキーワードに対して、SeeSが順位づけしたWebサイト、TOP3を見てみましょう。

2016ヒット予測 順位

検索エンジンは、ユーザーに最適なコンテンツを届けたいという考えで情報を順位づけしています。「2016年ヒット予測」という視点でSeeSで1位に順位づけされたのは「モデルプレス」でした。

この結果は、Webに最適化して情報を発信するモデルプレス VS あくまで雑誌がベースであり、「ヒット予測」記者発表の記事を出している日経トレンディネットこのメディアの体制の差が出ているともいえます。

前回書いた通り、ヒット予測に関する多くのWeb情報は日経トレンディのネタに乗っかった情報でした。紙・Web両方において、影響力の大きさではまだまだ圧倒的な存在感があるのが日経トレンディです。しかし、Webメディア・モデルプレスが力をつけて来ている状況も把握することができました。

今後、ヒット予測を発信するWebメディアが増加していけば、この勢力図はさらに混沌としていくことが予想されます。
特徴の異なるメディアのバトルは、今後ますます激しいものとなりそうですね。

「予測」の時代がすでに来ている!

さて今回の調査では、Webメディアの成長だけでなく、市場全体を見て、予測に関する情報発信はまだまだ開拓・チャレンジしがいがあるという点も感じました。
ビッグデータ活用の目的のひとつが「予測」だと言われています。
天気予報だけでなく、転職予測、予測医療…さまざまな分野でデータを元にした予測が活用される時代です。
ユーザーの為に「兆し」をいち早く発見・発信する機動力のある企業が増加し、注目される時代となるでしょう。

予測なんてすごいビッグデータやデータサイエンティストがいないとできないよ…とお思いになる方もおられるかと思いますが、ビッグでないデータでも大丈夫です。例えば小売りの方などは、売れ筋傾向や仕入れ計画といった社内情報、現場のお客様の声などがあるのですから、独自視点でヒット予測を情報発信していけますよね。SeeSのような外部のビッグデータ分析を活用するのもひとつの手です。

オウンドメディア(自社メディア)を備える企業は大小問わず増加しています。せっかくの場があるのですから、さまざまなデータや予測機能を活用して積極的に情報を発信していくことは、ファン育成、企業情報のオープン化、市場の活性化につながるのではないでしょうか。
私たちも、SeeSのスピーディな市場把握機能を生かし、情報をどんどん発信していきたいと思います。

まとめ

  1. ヒット予測は「日経トレンディ」1強時代から、「モデルプレス」の台頭に注目!
  2. SeeS検索では「モデルプレス」が1位に。
  3. データを活用して「予測」を発信する企業・メディアは増加する傾向

2回に渡って、2016年のヒット予測から消費者の心理、さらに新勢力のメディアについて見てきました。皆様の2016年のビジネスのヒントになれば幸いです!

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