コスト0円!マーケティング脳を鍛えるちょっとした習慣

   

マーケティングの企画力をつける習慣企画のテーマ案や、ブログに書くアイディアがなかなか浮かばない…という方はいらっしゃいませんか。
筆者は元々繊維メーカーでマーケティングや商品企画・開発を担当していましたので、マーケティングリサーチや企画立案のための定点観測や店頭調査などもよく行っていました。
今回はWebマーケティングから一歩離れ、マーケティング的な発想力をつけるちょっとした方法を紹介します。

マーケティングに役立つ2種類の情報・2通りの視点とは

筆者がよくやっているのは、定点ならぬ定物観測です。マーケティングにおけるフィールドワークですね。実際に街に出て、店頭や人の所持品などからヒントを得る方法です。
(行動観察という方法もあるのですが、人物を追い続けるのは誤解を受けそうで難しいため、たいていはモノを中心に見ております。)
例えば少し前の週末、人待ちをしなくてはならなかったので、30分ほど女性の「靴」だけを見ていました。
目の前を通るのは、実際に靴を購入して履いている方々です。ある意味、意識調査よりリアルな実態・本音が存在する状況といえます。
この時、なんとなくただ情景を見ている場合と、どう意識を変えればいいのでしょうか?
筆者が情報として注目するのは「ボリューム」と「トピック」です。
大局的な傾向を量として意識するのが「ボリューム」情報です。多い、少ないの観点です。一方、特徴的な情報、気になったり、新しいと感じたりすることが「トピック」情報です。マス情報とニッチ情報、とも表現できます。
トピックに関しては、筆者の場合は基本モノ作り発想なので「アイテム・色・素材・デザイン・ディテール」といった部分で特徴を見てしてしまいがちです。商品企画担当者にはおすすめできる項目ですが、メディア情報との相関など、いろいろな切り口がありますね。

また、視点の持ち方としては次の2通りのアプローチがあります。

「仮説→検証」視点

仮説から検証する視点自分の中で「○○が多いのでは?」といった「仮説」を先に考え、検証していく方法です。ネットで読んだ話題について「本当にそうかな?」と確かめるのも仮説→検証視点ですね。

「発見、気づき」視点

発見・気づき視点心を無にして、入ってきた情報から傾向を読み取っていきます。この場合、短い言葉でメモするような意識で気づきをストックして、あとから脳内もしくは現実にマインドマップ等でまとめなおしてみるのもよいですね。

この2通りの視点は、データ解析などにも活用できる考え方です。

アイディアの種を自分の中で育てるには?

自分なりに意識して得た情報は、雑多な現象から「アイディアの種(=ネタ)」に変わります。
でも、この時点での種は、まだ客観的事実のままです。ここで終わりにせず、せっかくの種を、自分の主観というフィルターを通して考察、つまり育ててみましょう。
事実に対して、疑問や、理由づけ、深掘りして調べたいことを考えていきます。文章化を意識してみると発想が広がりますね。自分の言葉で書くということは、思考を深めるのに役立ちます。
今回は女性向けファッション情報サイトでブログ記事を書くと仮定して、テーマ案を考えてみました。

ボリューム×仮説→検証の例ボリュームと仮説検証の思考例

トピック×発見・気づきの例トピックと発見・気づきの思考例

観測していただけでも、いくつかタイトルを思いつきました。靴関係の仕事にはまったく関わっていませんが、何かしら書けそうな気がします。

このアイディアの種を使って、ペルソナの設定、ターゲットのクラスター化など商品企画につながる土台も作れますね。「なぜ○○なんだろう?」といった疑問の部分を掘り下げれば、さらに事実関係や潜在的なニーズを本格的に調査分析する契機にもなります。
市場を見て「商品」と「顧客」に関する客観的事実と主観的意見を自分の中に意識する時、顧客視点のマーケティング脳が動いているのです。

まとめ

  1. 定物観測で、ボリュームとトピックを読み取る
  2. 「仮説→検証」視点と「発見・気づき」視点
  3. アイディアの種は、自分の言葉にして育ててみよう

ITの発展で、マーケティングはどんどんオートメーション化しています。データだけでワントゥワンマーケティングが実現できる時代に、フィールドワーク?と思われる方もいそうですね。でも、デジタルマーケティング全盛の時代だからこそ、あえて自分の目や肌感覚で「実態を読み取る」経験を持つことも悪くないのではないか、と思うのです。
本業とは関係ないジャンルに注目して、本業との意外な関連性や企画ヒントが見つかることもあります。
フィールドから情報を自分の目で読み取るトレーニングは、まったくお金がかからずできますので、日頃PCやスマホに向き合っている方もぜひチャレンジしてみてくださいね。

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