インハウスSEOとは?インハウス(社内)でSEO対策を実施する方法

      2016/03/23

インハウスSEO

「コンテンツマーケティングに取り組んでいるけど、検索してもうちの記事ページは全然出てこないし、訪問者も少ない。でもSEOを外注するほどの予算はない…」
「SEOは専門業者の仕事と思っていたけど、Webサイト担当者自身が正しいやり方で何か対策できることはないのだろうか…」
そんな悩みを持つ方は多いのではないでしょうか。
インハウスSEOを実施すれば、自分たちの力でコンテンツを改善し、コツコツと成果を上げていくことが可能です。
「本当に自分たちでやれるの?」「そもそもインハウスSEOって何?」という方に、成功するための道をお伝えします。

インハウスSEOとは?

インハウスとは内製化。つまり自社内でSEO対策を行うことを「インハウスSEO」と言います。逆に外注するのは「アウトソース」(アウトソーシング)です。

かつてSEOは外部施策、特に各社が持つ優良リンクなど自社では得難い部分が強調されていたこともあり、社内で取り組むのは難しいと思われていました。
けれど、今は内部施策、特に「良質なコンテンツを作成する」ことで結果的にSEO対策もしていく、コンテンツSEOの考え方が主流になっています。
WordPress等でHTMLの知識がなくても記事を作成できる時代ですから、Webの専門知識がなくても、十分インハウスSEOは可能なのです。

コンテンツSEOって何?SEOってどうしてもグレーなイメージがあるんだけど?という方はこちらの記事がおすすめです!
参照 コンテンツSEO入門!誰にでもわかるカンタン解説

インハウスSEOの実施プロセス

専門知識はなくてもいいと書きましたが、ではインハウスSEOを成功させるには何が必要なのでしょうか。
最も大切なのは、マーケティング視点です。

入門の記事でも書きましたが、いくらサイトのページが順位アップしても本来のターゲットユーザーに届いておらず、ビジネスとしてCVコンバージョン:お問合せや商品購入等)に繋がっていかなければ意味がありません。
常に「情報発信していく目的は何か?」「誰に読んでほしいのか?」という点に立ち返りましょう。

せっかく外注でなく社内でSEOに取り組むのですから、順位にこだわりすぎず、コツコツとコンテンツを発信/改善し、ユーザーに喜ばれて自社の情報品質もレベルアップする良いサイクルを作っていきましょう。
PDCA
PDCAサイクルのイメージに基づいて、インハウスSEOで押さえておくべきプロセスのポイントをまとめます。

PLAN

ユーザーの設定(ターゲット設定、ペルソナ設定)

どんなユーザーに読んでほしいのか。ユーザーのイメージや、情報を必要とするシーンを具体的に想定しましょう。
ターゲット設定、ペルソナ設定についての詳しい解説や具体的な設定手法については、以下の記事がおすすめです。

参照 STP分析をコンテンツマーケティングに活用する方法

参照 ペルソナ設定・顧客モデルを作り確度の高いターゲティングをしよう

キーワード設計

設定したターゲットユーザーはどのようなキーワードで検索するのでしょうか。実際に検索しそうな言葉と検索ボリュームを分析しながら、狙うべきキーワードを決めていきます。

キーワード設計についての詳しい手法については、こちらの記事がおすすめです。

参照 コンテンツマーケティング時代のキーワードマーケティングとは?【前編】

コンテンツプランニング

実際の記事構成を考えます。キーワードに対して最適なコンテンツにするためのタイトル、トピック、関連キーワードなどを考え、最適な内容を企画します。
ライティングは外注していてSEO対策だけしなくてはいけない…という方もいらっしゃるかと思いますが、ライターへ「○○について書いて」と指示するだけでは、SEO視点で良質なコンテンツにはならない場合があります。検索エンジンは、実際に書かれているコンテンツの具体的な内容を読み取っているからです。

ライティング

文章を作成します。場合によってコーディングや画像加工が必要です。

内部構造の最適化

対策キーワードからタイトルの見直し、ディスクリプション(説明部分)の見直し、内部リンク構造(記事どうしのリンク付け)などを対策します。
多少Webの知識が必要な部分ですが、コンテンツの品質が高ければ、こういった対策をがんばりすぎなくても十分順位上位化は可能です。

DO

記事公開・Webサイトの運営

SSL対応、モバイルフレンドリー(スマホ対応)など、Webサイト全体のシステムがSEOに関わる部分については、技術的な対応が必要です。

CHECK

アクセス解析・順位チェック等

実際のアクセス状況や順位を見ながら、データから読み取れる傾向、検索クエリなどを次のアクションに活かします。
事前にコンバージョン、目的に対する目標の設定をしておくと、より有効な解析ができます。
Googleアナリティクスのコンバージョン設定についてはこちらの記事がおすすめです。
参照 Google Analyticsでコンバージョンを設定しよう

ACTION

コンテンツ修正、プランニング

アクセス解析や順位の推移、コンテンツの分析に基づき、コンテンツを修正したり、次のコンテンツプランニングを実施していきます。

コンテンツ修正の詳しい手法については、こちらの記事もご一読ください。
参照 コンテンツSEOに効くコンテンツ修正とは?4つのステップで順位アップ!

いまのSEOにはマーケティング視点、PDCAサイクルで言えば特にPLAN、戦略やキーワード設計の部分が重要です。
だからこそインハウスSEOのメリットが大きいのです。売りたい商品やサービスについての知識が深い社内チームが、Webサイト運営の目的や狙うべきターゲットもよく理解して、PLANにしっかり取り組めるのがインハウスの良さです。
インハウスで制御することで、Webマーケティング全体戦略における位置づけや、リスティング広告やSNS活用との連携などもスムーズになりますね。

インハウスSEOを成功に導くには?

インハウスSEOコーチ

インハウスSEO、失敗してしまう4つの理由とは?

しっかりとPLANから取り組めるインハウスSEOは外注するよりずっと成果を出せそうなのに、どうもうちでは失敗している…という方もいらっしゃるかもしれません。
失敗につながりやすい4つの理由をあげてみましょう。

1.担当者が忙しすぎる。
Webサイトに関わるさまざまな業務を何でもかんでも担当者ひとりが抱えている場合、SEOは後回しになりがちです。
順位の推移を会議で報告するだけで終わっているなんてことも…。

2.担当者が孤独。
コンテンツSEOについてノウハウ・理解がある人材は多くありません。相談する人がいないと、空回りの作業が続いたとき、何が悪いのか、どこへ向かえばいいのかさえわからなくなりますよね。

3.SEOの内部施策をテクニカルな部分に頼っている。
SEOを学んだ方は、サイト構造やタグの最適化などテクニカルな部分での調整を試みます。けれど実際のところ、「良質なコンテンツ」、コンテンツの質の方が順位アップには重要な要素です。
コンテンツSEOに取り組むには、キーワードの関連語、共起関係など、言葉に関する知識やノウハウも必要となってきます。

4.アクセス解析に縛られすぎている。
アクセス解析のデータ元は自社のWebサイトに流入する情報です。SEO対策にも非常に役立つ情報ですが、あくまで自社視点なので視野が狭まっている場合もあります。
ユーザー目線や市場全体から見た対策キーワードを考えると、意外な抜け道が見つかることもあるのに…。

自社の問題点をクリアにすることも、業務改善の近道ですね!

まとめ

  1. インハウスSEOとは、自社内で取り組むSEO
  2. 外部施策より内部施策の時代=インハウスSEOは実施しやすくなった
  3. 実施にあたってはマーケティング視点が重要

今回は、インハウスSEOについてまとめてみました。
作成した記事が順位アップして、さらにコンテンツ間の相乗効果も生まれ、広告やSNSと連動させてビジネス上の成果にもつながる…といったサイクルが活性化していくほど、インハウスSEOへの取り組みはどんどん面白くなります。ぜひ社内で取り組んでみてください。

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