キーワードがAI任せになるとどうなる? 重要な発見を見失わないために、心のセキュリティを強化しよう

   

キーワード

キーワードとはその名の通り、問題解決において重要な鍵となる単語です。

ここでいう問題解決とはマーケティングに限らず、人を説得するポイントや検索をするときの軸であったり探偵のコナンくんが犯人に気づく言葉だったりするわけです。

今回は、キーワードというものがマーケティングにおいて効力が失われつつある背景と、今後のツール発展で社会がどうなってしまうのだろうということを一緒に考えていきましょう。

本記事はWeb業界に関わる担当者、コンサルタントの卵にオススメの記事です。

キーワードから何を連想しますか?

皆さんはキーワード+マーケティング or サービスというと何を連想しますか?

多くの方は真っ先に検索エンジンでの検索を思い浮かべ、それに関連してSEO対策リスティング広告ツールなどを連想したのではないでしょうか。

あまりインターネットに馴染みのない方であればレンタルビデオ店の検索システムやカラオケ店の曲名検索端末などでしょうか。

どちらにせよ、キーワードとは主に入力に対するサポートと、それに対するアウトプットがセットになっている点が共通しています。

キー(鍵)を持っていると答えの入っている箱の鍵が開くイメージです。

 

10年、20年後のAI事情

10年、20年後には人工知能(AI)に人間の仕事が奪われると学者先生を始め、いろんな方が議論しているわけですが、キーワードマーケティングにおいてはすでに人間の思考が失われつつあります。

自身が調べようとしたキーワードを先回りして最適解を瞬時に表示させる仕組みは辞書変換をはじめ、検索エンジンのGoogleサジェスト機能や主にモバイル端末に搭載さ れている「Siri」「Google Now」「Cortana」のような問題解決機能で十分役立つ働きをみせています。

そのような発展は断然歓迎なのですが、ビジネスやマーケティングにおいてはちょっとした勘違いというか、問題が起こっているのも事実です。

 

キーワードが私たちから生み出されなくなるとマーケティングはどうなってしまうのか

毎年キーワードの印象が希薄になっているということを関わったお客様を通じて感じています。とくにインターネットとそれに関わるサービスの急激な進化が影響していると考えています。

最近では欠けたキーでも機械が自動的に候補キーを補完してくれます。

今からでもパッと見れるのは、Googleサジェストなどの機能です。ちょっと馴染みのない方に説明しておくと、検索を行う際の検索窓に最適な語句の候補を予測しながら候補キーを出してくれる機能です。自分の入力した語句に対して最も結果が得られるキーワードへの誘導してくれる船頭のような役割をもっています。

私は仕事を肩代わりしてくれるAIの脅威の前に、こういった自然に溶けこんで人間の行動に指示を与えられる機能のほうが頼もしくもあり怖くもあるわけです。

 

キーワードに対して答えが出るという考えがものづくりに変化をもたらした

ものづくりにおいてはバブル全盛期まで「作れば売れる」という囁かれ方をしていたのですが、ここ数年は「作ればわかる」という考え方になったように感じます。

この作ればわかる、は上手く使いこなすと非常に強力です。お菓子メーカーや飲料メーカーが「期間限定!」や「限定コラボ」といった商品を次々と出し、インターネットでの素早い顧客の反応からどのような話題やキーワードが広がっているのかをすぐに把握できます。その上で次の手を打ちやすい状況を作り出す……そもそも限定ものが好きという感覚を置いておいたとしても情報の速さと反響から次へ繋げるといった戦略設定は非常に有効だと考えられます。

キーワードが商品名だったとしたら、まさにユーザーニーズが返ってくるわけです。

上記では反響が返りやすい例でしたが、これが少なくともインターネット上のユーザーの興味を惹かない商品であれば、話は別です。

サジェストであっても同じで、興味が発生しないところにサジェストは発生しません。

この点を理解していない「作れば分かる」といった方から以下のようなご相談を受けることがよくあります。

状況を分かりやすくするために、設定はコンテンツSEOの相談を受けているとします。

 

相手側からこんなことを言われた経験はありませんか?

「商品は私たちが作った。もしコンテンツSEOを行うのであれば、対策するキーワードを提示してほしい。提案を受けるか受けないかはそれによって決定する。そこを考えるのが仕事でしょ」

 

こういった話には、半分近くのWeb担の方があるあるネタだね!と言ってくれる気がしているのですが、どうでしょう。

SEO対策を行っていらっしゃる業者様であれば、対策キーワードが無記入またはとくになしといった経験をされていませんか。

その場合、担当者レベルでも「わかりましたぁ!」と一生懸命に候補を考えたりするのですが、大体悲しい結果になります。

相手側にそもそも対策したい実態がない場合、キーワードの提示こそが最終目標なんてことが多くあるのです。

自分たちの商品がバズったりサジェストされず、確固たるキーワードもない……そんな暗中模索状態でたどり着くのは結局人頼みです。それなのに、求めているキーワードがサジェストされるようにあまりにも安易に出てくることに慣れている方は一番大事な部分を無償のサービスだと勘違いしています。

そもそもこの場合、SEO対策ではなく経営コンサルから入らなければいけないケースなのです。

 

人からキーワードが無くなる前に

AIが人に置き換わる……そういった話がいつ来るかは正直私にはわかりませんが、すでに人の代わりに最適解を返してくれる仕組みがある以上、それは人間が本来持っている思考を担っているのではないでしょうか。

キーワードを考える力がサジェストからAIに置き換わったとき、自分たちに何が残っていて、何を守っていかなければいけないのか、じっくり考えてみても良いかもしれませんね。

欠けた鍵を作らず、心のセキュリティは強固に保っていきたいものです。

 

まとめ

  1. キーワードは心の箱を開く鍵
  2. 急激な進化で中身の無い「作れば分かる」にご用心
  3. 提示される結果を眺めているだけではなく、考え続けることが大事

重要な視点や発言力を失うようなことにならないよう、自分自身に関わる重要な時期や大局では思考をフル回転して行動していただきたいのです。

「AIくん、他社の広告主が成功しているお宝キーワードを教えてよ」

なんて日が来ようものなら、みんなが同じものを売るだけの世界になっていくのだろうか。

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