コンテンツマーケティング時代のキーワードマーケティングとは?【前編】

   

キーワードマーケティング

コンテンツマーケティングに取り組み、オウンドメディアでコンテンツを発信する企業が増えてきました。
立ち上げ当初は企画も充実していますが、記事を発信し続けると次第にアイディアが枯渇してしまいます。「記事のアイディアがない!」と編集会議のたびに頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか。
そんな時、キーワードを軸にして話題を考えるということを、改めて考えてみましょう。
今回は、今どきのキーワードマーケティング、コンテンツマーケティングにおけるキーワードの捉え方について紐解きます。特にコンテンツマーケティングに取り組んでいる企業やWeb担当者、紙媒体からWebの編集に移った方におすすめの記事です。

キーワードマーケティング、概念の変化

そもそも「キーワードマーケティング」という言葉は、2000年代半ば頃から「リスティング広告やSEO(検索エンジン最適化)対策を行う際、検索エンジンを意識したキーワードで有利な施策をしよう」という考え方として使用されていました。
現在のWebマーケティングの潮流の中では短期的な施策とも言えるので、「キーワードマーケティングからコンテンツマーケティングへ」など、もう過去の手法としての扱いを受ける場合もあります。

とはいえ、キーワードの重要性が下がったわけではありません。
なぜでしょうか?それは、情報とは基本的に言葉(文字データ)だからです。
特にWebは現実の商品を手で触れるわけではなく、ほぼすべてが言葉で構成されている世界であり、言葉をたどって情報を探す世界です。言葉に対しては常に敏感でいるべきなのです。
広告を担当していない部署・担当者であっても、キーワードを軸にしたコンテンツ作りを心がけていきましょう。

そんな今だからこそ短期的な戦術ではなく、長期的な戦略という視野で「キーワード」を捉えていく必要があります。
特にコンテンツマーケティングに取り組まれている企業でしたら

  • 時代に合ったキーワードや、ニーズに対して適切なキーワードを設計する
  • 関連するキーワードとの組み合わせで、より有益なコンテンツを作成していく
  • 流入してくるキーワードから顧客のニーズやターゲット像を探る

など、キーワードに意識的になるだけでマーケティング戦略をブラッシュアップできます。

コンテンツマーケティングにおける「キーワード」の活かし方

コンテンツマーケティングではスタート時に目標・目的の設定をして、PDCAサイクルを回していきます。
PDCAサイクル
参照 ゼロから始めるコンテンツマーケティング講座第4回 PDCAサイクルの基本を確認して仕事に役立てよう

運営が確立すると、以下のような業務がルーティン化していくことになります。

  • 企画:テーマ・トピックの設計
  • 制作:ライティング×コーディング/編集・校正
  • 公開:効果測定(アクセス解析)/集客施策

ここで「キーワード」という切り口に意識的になってみましょう。

【コンテンツマーケティングの実務を「キーワード」の視点で考えると…】

キーワードとコンテンツ図

キーワード視点で考えた時、コンテンツマーケティングで重要となるのは「ロングテールキーワードによる重層的なアプローチ」です。
ファン獲得などの長期的目標を達成するため、核となるテーマからキーワードを決めるだけでなく、関連するロングテールキーワードを多数設計し、トピックを作って重層的に集客していく戦略です。
ライティングを外注する場合も、ロングテールキーワードをしっかり設計していくと、似たり寄ったりの記事ばかりにならずバリエーション豊かなコンテンツが作成できます。

例えば下記例は以前も紹介したものですが、「乾燥肌」というキーワードからさまざまなロングテールキーワードを設計しています。

コンテンツ案

※詳しくは以下の記事をご一読ください。ターゲット設定からコンテンツ作成までの流れを解説しています。
参照 STP分析をコンテンツマーケティングに活用する方法

ロングテールキーワードとは?

ここで「ロングテールキーワード」について簡単におさらいしておきましょう。

ロングテールキーワードとは検索ボリュームは多くないけれどニーズ・流入数がある/見込めるキーワードのことです。

【ロングテールキーワードとは?】

ロングテールキーワード

「一人暮らし 家具」「横浜 ランチ 個室」など、2語、3語以上で構成される複合キーワードがロングテールキーワードとなることが多いです。Web戦略では、一般的にビッグキーワードでの集客が20%、ロングテールキーワードでの集客が80%といわれています。
(なおキーワードに関しては「ビッグワード」-「スモールワード」といった言い方や、「ビッグ」-「ミドル」-「ロングテール」と3分割した表現などがあります。キーワードと検索ボリュームを相対的にイメージするための言葉として使われていますので、絶対的なルールはありません。)

検索回数の多いビッグキーワードを知ることも重要ですが、コンテンツマーケティングを実践していく上では、ロングテールキーワードの設計、有効活用は欠かせない戦略ポイントです。

潜在顧客のニーズは高いのにまだ適切なコンテンツがないロングテールキーワードは多数存在します。目的が絞り込まれるため、顧客満足度の高いコンテンツを作成することでコンバージョン率が高くなるケースもあります。

前編のまとめ

  1. 「キーワードマーケティング」は時代によって概念が変わる
  2. コンテンツマーケティングでは、ロングテールキーワードが重要
  3. ロングテールキーワードを意識したコンテンツを重層的に発信しよう

今回は「キーワードマーケティング」について、もともとの概念と変化、コンテンツマーケティングとの関係性について紐解いてみました。
後編では、キーワードの探し方、さらにコンテンツ制作に役立つキーワード発想法など実践の手法についてまとめていきますので、お楽しみに!

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