急増中の「こじらせ女子」と婚活支援サービスの間の微妙な距離感

   

結婚したい!最近、人気の独身俳優が次々と結婚・交際発表が続きました。あまりのショックに「きょうは会社休みます」とつぶやく女性が続出しているようです。
憧れの人と結婚できるチャンスが降ってくればよいのですが、現実には以前書いたように独身者が増えています。

SeeSブログ『女性を変えた「おひとりさま」的ライフスタイル

そこで今回は、そんな結婚したい人々の本音をWebデータから探ってみました。

結婚したい「こじらせ女子」の前にあるハードル

そのものズバリ「結婚したい」という検索キーワードで表示される全てのWebページの文章情報をSeeSのテキストマイニング(*1)で解析してみました。

*1 SeeSテキストマイニング
SeeSでは特定のキーワードで検索した際に表示される全てのWebページの文章情報から、関連度の高さに応じて相関図を表示します。 これにより膨大な文章情報(ビックデータ)から概要を把握する事や、マーケティングに必要なデータの抽出にご活用いただけます。

「結婚したい」でテキストマイニングすると明らかに他の部分より入り組んでいる箇所が…。
SeeSの解析でこんなに絡み合った状態ってなかなか出てこないのですが、結婚したいという意識と現実の間で行きつ戻りつするユーザーの心模様がビジュアル化されたかのようです。
悩む気持ちはわかりますが、ちょっと考え過ぎかも?まさに「こじらせ女子」の心理といえそうですね。

この「結婚したい」テキストマイニング解析ですが、全体の傾向がつかみにくい結果が出ました。理由としては、相談系のキーワードは2ちゃんねるなどの掲示板サイトで語られることが多く、さらにそのスレッドがまとめサイトに転載され、まとめサイト全体の内容も影響…といった経緯から、いわゆる「ノイズの多い」状況に陥るからと推測されます。

ただ、Webサイトでよく使われるキーワードを順位づけした総合マイニングでは、なるほどと思うキーワードが上がってきました。

結婚と仕事9位の「仕事」です。
結婚したら仕事はどうするのかという悩みは多くの女性が抱えています。今の仕事のままで結婚できるのかと悩む男性もいます。恋は恋、仕事は仕事と言い切れればかっこいいのですが、現実問題として「結婚」と「仕事」は分けがたい悩みなんですね。

婚活に取り組む人々の真剣さ

では、こじれた悩みから一歩踏み出して婚活にチャレンジする人は、どのようなことを話題にしているのでしょうか?
「婚活」でキーワード解析してみましょう。

婚活のマイニングデータテキストマイニングで「婚活」見ると、お見合いサイトに登録してみたり、バスツアーに関心を持ったり、さまざまな「婚活」にトライしようとする人々の状況が見えてきます。

譲れない本音このキーワードグループは、結婚相手の条件と婚活サービス提供側の条件、両方の要素が含まれているようです。いずれにせよ婚活をしていく上で「優良」「大手企業」など、信用できる相手・サービスかという点が重要視されていますね。昔は「3高」などと言っていましたが、そこまでの高望みではなくても、ネットで誰とでも知り合える時代だからこそ、少なくとも信用のおける出会いを願う人が多そうです。

悩み多き婚活また、婚活の手段や条件についてばかりでなく、「悩み」や「自己」関連の話題があがっているのが印象的です。 婚活し始めると、改めて自分自身の個性や本音を見つめなおす機会が多くなるのでしょうね。具体的に決めなくてはいけないことが増えるため、悩みも深くなりそうです。 こうやって調べてみると、一生の問題として真剣に誠実に結婚を考えている人々の姿が浮かんできます。

婚活関連サービスを提供する側の課題

「婚活」は結婚のための活動を省略した表現で、2007年に社会学者の山田昌弘さんが提唱されてから世間に広まりました。略語の語感などから、比較的カジュアルに使われがちです。気楽に「婚活はじめちゃった~」などと使える点では、結婚したい人々の心理的負担を軽くしたともいえるでしょう。

もはやファンタジー話題となっているキーワードの順位を見ても「素敵」「気軽」など、ポジティブでイージーな言葉がよく使われています。婚活サービスを提供する側も、結婚についての心理的ハードルを下げたいという思惑でビジネス展開しているようです。
ただ婚活を意識している人々の本音では、相手や提供側に信用を求め、真剣に悩んでいることを前述しました。すでにユーザーの認識では、流行語やネタとしての婚活を超えて、普通の行動表現として受け止められるようになったのだと思います。
今後婚活サービスの提供側は、親しみやすさだけでなく、ユーザーからの信用を高めたり、悩みを解決するサポートをしたりといった、信頼感の強化が重要だという点が読み取れますね。

まとめ

  1. 「結婚したい」と悩むだけでは、こじらせる。
  2. 結婚したいと考えた時、「仕事」問題も浮上する。
  3. 「婚活」はもう普通の表現。みんな真剣。
  4. 婚活サービス提供側は信頼感強化が重要。

友達との会話やネット上では、笑いをとるためや自虐的に使われることも多い「結婚」。でも深層では、自分と相手のこと、仕事のことなど、真剣に人生を考えている人々の姿が感じられました。 本音の見えにくいジャンルでも、ネット上のビッグデータ解析によってさまざまなユーザーニーズがわかり、マーケティングのヒントが見えてきます。複合キーワードで解析すれば、さらに詳細な意識を調べていくことができます。
個別コンサルティングを承っておりますので、お気軽にご相談ください。

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