モバイルフレンドリー後の影響や変化をアクセス解析で把握しよう

      2016/03/18

モバイルフレンドリーから2ヶ月モバイルフレンドリーのアップデートから2ヶ月経ちました。
巷ではモバイルゲドンと揶揄されたようですが、一時期の過熱ぶりが嘘のように穏やかな日々です。
参照 モバイルフレンドリーテストの確認方法とスマホ対応ラベル表示
ところで、実際にどのくらいの影響があったかちゃんと計測していますか。
モバイルフレンドリー前に懸念されていたよりやや影響が少ない印象も受けますが、本当の所はどうでしょう。
アップデートの全体の影響度や他のサイトがどうだったかより、運営するWebサイトがどうだったかの方が重要です。

そこで、今回はGoogle Analyticsを使ったモバイルフレンドリー後の状況把握方法を、実際にこのブログのアクセス解析データをご覧いただきながら解説させていただきます。

モバイルフレンドリー後のアクセス解析による状況把握方法

便宜的に「集客」メニュー内の「すべてのトラフィック」から「チャネル」を開いておいてください。

計測期間を区切り、前の期間と比較

Google Analyticsで計測する期間を指定するまずは、モバイルフレンドリーが施行された4月21日から今日までを範囲にしましょう。
その後、下の比較にチェックを入れましょう。
普通はそのままの状態で「前の期間」が選択され、最初に選択されている期間と同じ日数の比較データを見る事ができます。
特定の期間と比較したい場合は「カスタム」を選択して任意の期間を指定する事もできます。

セグメントを使ってモバイルユーザーのみのデータを表示

セグメントでモバイルユーザーのみ計測セグメントメニューから「モバイル トラフィック」を選択
期間の比較だけでは、PCユーザーも含めた全体での比較になるので、モバイルフレンドリーの計測としてはあまり意味がありません。
ここでは「モバイル トラフィック」というデフォルトのセグメントを使用します。
全体のデータは削除しておいた方が見やすいと思います。

なんじゃこのトラフィックの山はすると、この様なデータになりました。
んんんんんんんん?
異常な山がありますね。
これはSEOの実験も兼ね検証用に制作したゴールデンウィークの記事ですね。
参照 ゴールデンウィーク2015東京のおすすめ穴場スポットBEST5

こういった極端なデータがある場合、計測する上ではない物として考えた方が良いでしょう。
あくまでモバイルフレンドリーでの影響度を調査したいのに、ひとつの記事の影響を多く受けてしまうのはあまり適当ではありません。
こういった時にも便利なのがセグメントなんです。

セグメントでさらに不要データを除外し有用なデータに

こういった特定のページのアクセスだけ削除したい。
でも他のページにアクセスしたユーザーが、そのページにアクセスした場合はちゃんとカウントしたい。
今回のモバイルフレンドリー後の計測でポイントになる点は、モバイルフレンドリーは検索ユーザーに限った事であるという事。さらに、検索ユーザーを測る上で大切なのは、そのユーザーが最初にアクセスしたページ、つまりは「ランディングページ」だという事です。
もう、お分かりですね。
次のセグメントは「ランディングページ」です。
ただし、ただ単にセグメントを追加するだけでは「モバイルのみ」のセグメントと「ランディングページ」のセグメントがそれぞれ追加されるだけなので、あまり意味がありません。
「モバイル トラフィック」であり「ランディングページ」両方を満たしたセグメントである必要があります。
こういった固有の要素が強い場合は「新しいセグメント」を使いオリジナルのセグメントを作って計測しましょう。
新しいセグメントを作成セグメントで不要データを除外特定のランディングページのアクセスユーザーを除外条件をクリックしフィルタから「デバイス カテゴリ」を選択してください。(項目が多いので「デバイス」で検索すると便利です)
隣の入力部分をクリックするとプルダウンで項目が出てきますので「mobile」を選択してください。
その後に横に表示されいる「AND」をクリックし「ランディングページ」を追加しましょう。

「ランディングページ」を選択した後は、入力項目をクリックするとそれぞれページのURLが表示されますので、データから除外したいページを選択してください。
除外するのでデバイスカテゴリの時とは違い「含まない」に変更しておくことをお忘れなく。

名前を付けてセグメントを保存最後に、名前を付けて保存しましょう。
分かりやすい名前が良いのでここでは「モバイルユーザーGW外し」にします。
これで「モバイルユーザー」で「ランディングページ(最初に訪問したページ)」が任意のページでなかったユーザーのデータのみをフィルタリングしたセグメントの完成です。

ポストモバイルフレンドリーのアクセス解析計測結果

モバイル検索ユーザーの変化具体的なアクセス数は伏せさせていただきます。セッションやPVよりもWebサイト全体の流入から見たモバイルトラフィックの割合がどう増減したかの方が大切です。
モバイルフレンドリー前は自然検索の割合が37.85%だったのに対し、GW記事除外データでは60.00%と大幅に増加している事が分かりますね。滞在時間も長くなっています。

GW記事を含めるとさらにモバイルユーザーの割合が高いGW記事も入れた通常のモバイルトラフィックでは79.38%と圧倒的です。
少なくとも、モバイルフレンドリーアップデートによってモバイル経由のアクセスが減ったという事はなさそうです。

モバイル対応の目的を改めて考えよう

今回の結果を経てこの2ヶ月間を振り返ってみると、SeeSブログではモバイルフレンドリー“対策”の2ヶ月ではなく、モバイルユーザーシフトの2ヶ月間でした。

単にWebサイトがスマートフォンで見られるようになっているかの構造面にばかり目が行ってしまいがちですが、本質はそこではないと思います。
GoogleがなぜSEO的恩恵を与えてまでモバイルフレンドリーを急いだのか。
それは、ユーザー自身による圧倒的なモバイルシフトに他なりません。
検索ユーザーの位置情報から検索結果をローカライズするベニスアップデート(仮)など、ここ最近のアップデートはモバイルユーザーを意識したものが多いのも頷けます。
参照 SEMリサーチ『ベニスアップデート後の検索順位チェック法 指定した場所のGoogle検索結果ページを表示させる』
今後はコンテンツ企画も含めたモバイルシフトの必要性を強く感じます。
もちろん二元論的0 or 100思考ではありませんし、現状の運営サイトのコンセプトと照らし合わせて考える必要があると思います。
ただ、私たちが相手にしているユーザーがモバイルシフトしているのに、デスクトップにこだわる理由は何でしょうか。
それに対して明確に答えられる必要がありそうです。

モバイルフレンドリーアップデートはあくまでもきっかけのひとつに過ぎません。
本質は、ユーザーのタッチポイントの変化だという事を押さえておきましょう。

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