猫の名前を共起語で格付けしたマニアック調査でランキング
マニアックだからネコノミクス需要無いですよ。と謎の開き直りをしている珠木です。
突然ですが、猫の名前といったらどんな名前を思い浮かべますか?
私は条件反射で「タマ」が頭に浮かぶのですが、1993年に放送された人気アニメ「3丁目のタマ うちのタマ知りませんか?」の影響が強いといえば強いのかもしれません。
ただ、以前「マーケティング戦略では猫の手を借りる! にゃんとわんダフルなオールラウンダーの謎を追った 」といった記事でもお伝えしたように、昔から人と共存してきたからこそ様々な歴史や伝説が生まれ、マーケティングにおいてはこれほど優秀な逸材はいないかも? な猫なのでもしやと思い興味本位でチラッと調べてみたところ、今の山形県高畠町高安、奈良時代末~平安時代初頭(延暦年間782~806の頃)に猫の玉(タマ)を祀った猫の宮が創始されておりました。
その後近所には犬の宮。オールラウンダーの記事でも「猫と犬は運命の赤い糸で繋がっているのか」とWeb上の話題でも非常に強い関係が見られましたが、これほど昔から関係が深いものなのかと驚かされました。
うひょ~と思いながらちょっとしたデジャブを感じていたのですが、後から思い返せば2015年8月、和歌山電鉄の三毛猫駅長「たま駅長」を祀った「たま神社」が出来たばかりだということを思い出しました。たま駅長については「ネコノミクスは断然流行語候補でしょ! 影響を駆け足で調べてみた 」でも少し触れています。
猫神様というだけでも凄いのに、タマはやっぱり別格でした。
歴史的なことはネットでチラッと調べた範疇なので、タマ歴史はもっと遡ってみていくことができるかもしれませんね。
それだけでもご飯一杯ほど頂けそうなのですが、今回は猫の名前についてマニアック調査をしてみたという記事です。
日本に昔から伝わる猫や伝説上の猫といったところに興味のある方は、こちらの記事もご覧になってください。
参照 ネコノミクスの影響を受けたい! マーケティングに馴染みのある猫8選
猫の名前を軸にマーケティングレポートを取得
調査に使用したレポートのスペックはこちらとなります。
猫の名前で出てきたWebサイト203件の中から猫の名前をみていきます。
この中には大量の猫の名前がギッシリ詰まっているのですが、今回は共起語というものを使って11個の名前を絞り込みました。
なんで共起語? そもそも共起語ってなに
今回は猫の名前ランキングを行ってみたという話なので、みなさまの興味や関心は「猫の名前をつける」とか「うちの子の認知度を知りたい」といったことだと思いますので、本来であればこのような説明は必要無いと思います。
SeeSサイトでは主にマーケティング調査の一環としてマーケティングやその手法についてより身近に感じて頂くをモットーに運営しておりますので、ちょっとマニアックな話が入ることを予めご了承くださいませ。読み飛ばしていただいてもOKです。
共起語は調査ワードの周辺に出てくるキーワードを指している単語となります。
よくネットで検索して出てくる共起語には2つのパターンがあるのですが「単語で検索した結果出てくるサイトに出てくる単語すべてが共起だ」と「単語周辺に出てくる単語が共起」とする派?があるのですがSeeSは後者です。Webデータはとくにメニュー等のナビゲーション箇所や広告といったいわゆるノイズ的(広告パターンを調べる時は逆に有用)な箇所が多いので、コンテンツ箇所の特定には後者の共起語を利用するほうがスマートです。前者に関してはフリーツールや辞書を使わない正規表現レベルでも挙動をお試し頂けると思いますので、マーケ活用的なイメージをお考えの場合はちょっと用途が違う(主目的がSEOとなっているので…)かもしれませんが、手法の検討パターンが増えるかもしれませんよ。
今回の場合は「猫の名前」というキーワード周辺に出現する単語なので、例えば「猫の名前はタマだよね」「タマという猫の名前について」といったように一緒に出てきている単語(例の場合はタマ)です。
データ203件のデータから猫の名前をピックアップしてから集計を行ってランキングするような考え方もありますが、ここであえて共起語を利用するのはノイズを外すという目的と、ランキングが多すぎるのはどうなのかということに加え、人の意図や意思を汲み取りたいという想いが強いです。
お気づきだろうか。この記事の「猫の名前」に対して異様な「タマ」ゴリ押し感を。
これが意思の力だ! という冗談はさておき、マーケティングではこういった人の意思を汲み取るといった工程が非常に大事なのです。
本格的に取り組むなら、調査キーワードを「猫の名前 好き」や「猫の名前 嫌い」と方向性を定めていきます。
マニアック猫の名前ランキング
さーて、前置きだけで記事の3分の2くらいを使ってしまいました! こんなランキング記事はイヤだー!というネタにされるかもしれないぞ……。
共起語を200個取得して、その中から猫の名前をピックアップしていきます(もしかしたら隠れにゃんこネームがあるかも? ということで最後には共起語リストを公開!)。
気を取り直して、11位から発表!
第11位
リン
リンちゃん。現代チックなお名前!
第10位
トラ
しましまなイメージ。
第9位
ココ
ココと猫で調べてみると「シャム猫ココシリーズ」という推理小説のWikipediaが一番目に出てきました。
好きな小説から名づけたりすることもありますよね。
第8位
マロン
第7位
チョコ
マロン、チョコと食べ物の名前が続きました。
第6位
クロ
クロは猫と犬両方でよく見かける名前ですね。姿を特徴として捉えています。
ウチのタマ……では犬でしたね。
第5位
ハナ
花の可憐な印象が強いですね。
第4位
レオ
カッコよさではNo1? TOPは逃しましたが、雄々しさでは郡を抜いているのではないでしょうか。
第3位
タマ
ここまでタマ押しできたものの、なんと1位は逃してしまいました。神様になるくらいだもの、ちょっと頑張りすぎたかな?
(ひらがな、漢字は入っていなかったので合計していません)
第2位
ソラ
タマを抜いて2位にランクイン! 清々しいイメージですね。
男の子、女の子でも名付けられるようなユニセックスな雰囲気があります。
第1位
モモ
堂々1位がモモちゃんでしたー!
ウチのタマ……の登場猫でもあるので、認知度、可愛らしい名前のNo1とも言えるでしょう。
付録:共起語リスト
まとめ
本ランキングは共起関係というマニアックな側面からランキングを行いました。
みんながどう思っているんだろう? なんてときはアンケート調査が一番しっくり来るのですが、こういった無意識なのか意識的なのかの狭間でも、調べようによっては結果が出せるということがあなたの生活のヒントになりますように。