検索順位は魔法の言葉? それとも呪い? なんにしても解き放て!

   

検索順位

検索順位だけを見て話す人、多いですよね。

「いま何位?」は「いま何時?」って息を吐くように使える言葉なのですが、ちょっとWeb担当には胃が痛い言葉となるケースや自分自身への問いかけの一つになっているのではないでしょうか。

 

そこで今回は、検索順位というものが一体何なのかということに改めて向き合うと共に、胃が痛い言葉の裏に隠された恐れや不安を見ていくことで、胃のコーティングと対策のヒントを探っていきます。

 

人は何故上位を目指すのか。

検索順位を意識しすぎるのはきわめて原始的な感情である

人間の脳には闘争本能縄張り意識といったきわめて原始的な無意識をつかさどる場所があり、それを脳幹と言います。

進化の過程でその周りを取り囲んでいった他の部位が他の動物と人間が違うと言われる箇所です。

爬虫類別名爬虫類脳といいますが、自分の中に抱える野生を周りの脳が必至に抑えているイメージで、いわゆる「本能には逆らえない」とたかが外れてしまうヤバい部分です。

順位といった優劣がわかりやすい箇所に対して過剰に意識してしまうのはその影響も多くあると考えられます。

リレーで勝ちたい! 椅子取りゲームで勝ちたい! そんな意識がバーチャルな世界に進出しています。検索順位の上位化という競争(闘争)と場所取り(縄張り)が分かりやすいカタチで具現化しているわけです。

だからこそ、一度きちんと考えてみるべきです。今意識している検索順位の上位化は必要なことですか? と。

 

まずは検索順位が2ページ目にいてもいいじゃない

こんなことを語ると何を言っているのと怒られる方が少なからずいると思います。

過去に政治家の方が「2位じゃだめなんでしょうか?」と発言したことで話題になったことがあります。

先にちょっとおさえておきたい所ですが、効果があるなら当然1ページ目を目指すべきです。(費用対効果が合えば)それは間違いありません。

SEO対策は当然検索結果の1ページ目への到達を目標としたいところなのですが、私が施策に関わっていてよくあるのが、施策中に2ページ目、3ページ目に位置してしまうという状態です。

私は幸い?なことに成果報酬を意識することがなかったので、その結果を真摯に受け止めるべきだと言えます。

「そのサイトはその程度の力だったのだ」

……な感じでは決してありません。それはちょっと開き直りっぽいのでオススメしません。

受け止めるべきは、その時点の成果がどうなっているかということを度外視してしまう人があまりにも多いのです。

右肩下がり

いやほんと、例えば2ページ目でなんの反応もないのに1ページを目指そうとしている方々を脳内パーセンテージにしてみると9割を越します。

で、その場合1ページ目にいくのも難しいです。なぜなら、必要とされていないから反応がないものに高ランクをつけるほど検索エンジンはやさしくありません。

そんなときは『そうか、脳幹が悪さをしているのだ』と思うようにしてみましょう。

ここでの闘争、縄張り争いに火がついてしまうまえに、消火剤を用意しておきましょう。消火剤とは、現状の結果について真摯に報告を行うことです。別ルート(別キーワード)を模索するという目的もあるでしょうが、その前に報告を怠ると単純に信頼を失います。

 

2ページ目でもいいじゃない……は以下の様な場合を除きます。

  • 2ページ目でも十分効果が出ているので1ページ目の期待値が高い
  • ブランディング(価値や信頼を高める)に検索順位の上位が必須
  • 将来伸びることがわかっている

 

売上を求められるコンサルティングとかで売上結果が出ていないとき、2ページ目に位置しているときに思わず検索順位を上位に向けないと難しいっすみたいに言っちゃう方がいらっしゃるのですが、それは自分自身のハードルを上げるのでやめておきましょう。

また、検索順位を上げなければいけないというノウハウベースの説明としてよく出てくるのが1位のクリック率は○○%で2位は○○で2ページ目以降はほとんどクリックされないですよ、なんていう説明がよくありますよね(ちょっと古い気もしますが…)。

そこら辺はアクセス解析が必須と言われる時代ですので、少しでもアクセスが計測されているキーワードで目的に対して効果が出ていないのであれば、順位を意識する前にコンテンツの修正を狙っていきましょう。

参照 コンテンツSEOに効くコンテンツ修正とは? 4つのステップで順位アップ!

 

ゼロベース(0からはじめよう)でもいいので、検索順位以外の要因を振り返ることも大事ですよ。

 

 

検索順位にまつわる話の多くに正論は使えない

とくにSEO界隈には恐ろしいほど正論が溢れかえっているのですが、相手に説明を行う際に正論は驚くほど武器にならないという経験をされていませんか?

正論不信

決して正論を悪く捉えているわけではなく、なんかわかりやすそうなので勝手に4文字熟語を作ると、「正論不信」と言える状態だと捉えて頂ければと思います。

当たり前ですが、正論は正解に近いので、正しく扱うことで効果は見込めます。

ただ、口にだすと途端に胡散臭くなるのは「検索順位、特にSEOに関わる話に結論的なところが出ていない」もしくは「効果が見えない」ところを手探りで探しているWeb担当の方であればよくお分かりいただけるのではないですか?

正論1点において検索エンジンのアルゴリズム(スコアを計算する箇所)いえる箇所が爆発的なスコアを付加するような欠陥を放置するわけがないというふうに捉えて頂ければいいのではないでしょうか。

この部分が、正論を受け取る相手にとっては単純に恐怖でしかないのです。

本記事で脳幹の話をするときに椅子取りゲームを例にあげましたが、椅子や情景、主催者の顔が見えないゲームに参加させられている背後で「みんなで手を取り合いましょう」と正論チックに言われても不信にしかならないですよね。あ、私はLIAR GAME(ライアーゲーム)という漫画/ドラマ/映画が大好きです。この作品は得体のしれないゲームに参加させられるテーマで比較的ゆるいほうですが、このようなジャンルの漫画は大体猟奇的なものであったりホラーテイストだったりするわけで……。

そんな恐怖に対して正論で畳み掛けを行ってしまうと相手の思考停止を誘発するだけではなく、下手をすれば嫌悪の対象になってしまいます。

「みんなで手を取り合いましょう」が正論であり結論だったとしても人はなかなか指定した椅子には座ってくれないのです。

「検索順位を上げるためにこのコンテンツには○○を入れましょう」
「いや、オレは他にも情報を得ているからその裏で△△だぜ!」
まぁよくあります。

相手の椅子取りゲームと私たちの椅子取りゲームは別ゲームだと思ってください。

椅子取りゲームのイメージ

だからこそ、先に話し始めて相手と自分の知識にチグハグさを感じた瞬間から正論ワードやビジネス用語を呪文のように唱える魔法使い参戦! と相手に思わせるまえに、まずは焦らず相手の椅子取りゲームを理解したうえで、自分の言葉を伝えることが大事ですよ。

正論が相手に通じないのだー! という方、まずは相手のことを理解していないということを理解してください。

 

あとは人に伝えにくい仕組みWord2Vecの記事でもご紹介しましたが、難しい概念や本来の結果より理解のしやすい方向に考えがシフトしてしまうのも仕方がありません。

例えば人が10人仲介する伝言ゲームで確実な勝ち方があるとしたら、いかに深い思慮を削って簡単に表現していくかですよね。

 

相手の無責任発言を力に変えろ

検索順位を見ながらこんなことを言われることでこんなことがありませんか?

「順位が上がらないのは私に隠している他に原因があるんだろう」

なぜここまで疑心暗鬼に……となっている理由は大概自分たちに原因があったりするのですが、無いものは無い、としっかり伝えられるようにしていきましょう。

そのまま受け取って進んでしまうと、無いものを探す無為な時間を過ごすことになり、心が折れます。

ありのままでいることと、プラス要因を揃えていくことを心がけていきましょう。

 

「このキーワードは人気だからさー」

キーワードに持っている世間の印象をCV(コンバージョン:成果)ポイントまたはアクセス数に脳内変換している方だと推察できます。

勝ち馬に乗ろうというバンドワゴン効果も影響している可能性もありますので、相手のコンテンツ状況を把握した上で対策を進言しましょう。

参照 ネット社会の集団心理1:「バンドワゴン効果」とは?

 

「まぁ……順位が上がってないのに言われてもね」

この発言、そのまま受け取ると胃にクリティカルなんですよ。

私の印象として「売上が上がってないのに言われてもね」と同じ破壊力です。

この発言のおかげで練りに練った戦略がこの一言で終わらせられたり、焦ってろくな結果にならなかったり、振り返ると結構出てきます。

金そんなとき、私はスティーブン・R・コヴィーの著書の「7つの習慣」に出てくる例えを思い浮かべます。

ある人が金の卵を1日に1個生むガチョウを手に入れて大金持ちになったのだけど、もっと欲しくなってダチョウの腹を割いたら何も出てこなかった。ダチョウは死んでしまって何も得られなくなった。本当に大事なのは、ダチョウを健康に保つことだったのだということです。

だから私は失うことについて熟考した上でお返事するようにしています。

 

まとめ

  1. 検索順位を気にする脳はどの脳かをしっかり見極めよう
  2. 2ページ目でもいいじゃないと言えるポイントを把握しておこう
  3. 心ない一言に屈する前に、相手の状況を知る

 

人は何故に検索エンジンのテッペンを目指したいのだろう。

上がるものは上がる。無いものは無い。それでいいだろうと言える人に私はなりたい。

 

SeeSでは「SeeSを使ったSEO(検索順位上位化)の流れ」という記事も読まれています。

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