コンテンツSEO入門!誰にでもわかるカンタン解説

      2016/03/18

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最近Webマーケティングに関わる様々なお客様とお話しているのですが、ことSEOに関しては、ほとんど知識のない方から非常に高度な知識やポリシーをお持ちの方、古いSEOの考えに縛られている方など、個人差・企業格差が大きいことを痛感しております。

そこで今回は、SEOについてWebの専門知識がない方にもわかりやすいよう解説します。より有益なコンテンツを作りたい全ての方に役立つ内容です!

なぜSEOってちょっとグレーな感じのイメージがあるの?

SEO(Search Engine Optimization:検索エンジン最適化)とは、特定のキーワードについて、検索エンジンがお客様(ユーザー)にお勧めしたくなるWebサイトを制作・改善するための考えや施策を総称した表現です。
一般的には外部施策内部施策という2つの施策がSEO対策と呼ばれています。

わかりやすくするため、Webサイトを人間に例えて表にしてみましょう。

例えの表

人間が様々なスキルや内面を磨き、総合的に成長していくように、Webサイトも磨くことで品質が向上します。
そして、人間でいう人事担当者あるいは仲人といった「仲介者」にあたるのが、検索エンジンです。
検索エンジンは[Webサイト]と[検索するユーザー]の出会いの仲介者として、莫大な数のWebサイトをさまざまな基準で吟味し、特定のキーワードを問われた際に「このサイトがお勧めできる!」と判断した順に並べています。
検索エンジンのお眼鏡に叶うよう最適化していくのがSEOなのです。

ところで、「SEO」とお話しただけで、何だか胡散臭い、怪しい、と思われる方はけっこう多いものです。

blackseo

なぜこのようなグレーっぽいイメージがついてしまったのでしょうか?

初期の検索エンジンは、まだまだ未熟な存在でした。
例えば、リンク=人脈が多いのは皆に信用されていて良い、と判断していたので、そこにつけこみ、リンクの数だけを増やして検索エンジンをだますようなWebサイトが現れました。
(現実にも「俺は○○の社長と知り合いだ」などと言って詐欺を働く人がいますよね。)
また、キーワードを表に見えないところで無駄に連呼し、いかにもその道のプロのように見せかけるWebサイトもありました。
(現実にも専門家の振りをして詐欺を働く人がいますよね。)

SEOにまつわる何となくグレーな空気は、このようなSEO対策を施したWebサイトが、実際に検索上位になっていたことが原因です。(上位表示のための不正行為をSEOスパム、悪質な技術や施策をブラックハットSEOと言ったりします。)

しかし、検索エンジン側の絶え間ない成長により、悪質なWebサイトは検索エンジンに見破られやすくなってきました。penalty

特に2012年以降、検索エンジンの最大手・Googleのアルゴリズムが大きく改善されました。「ペンギンアップデート」「パンダアップデート」と呼ばれるアップデートにより、小手先のSEO対策はあまり役に立たなくなったのです。

悪質なサイト、あるいは意図していなくとも悪質と取られる施策をしていたサイトには、ペナルティが与えられました。

Googleは「コンテンツが王様(Content is King)」と明言しており、検索エンジンは「キーワードに対してより有益なコンテンツかどうか」を判断する能力を日々高めています。
見せかけの人脈や格好ではなく、本当に能力が高く人柄が良いか、お勧めできる人物=Webサイトなのかを見極める力をつけてきたのです。

現在のSEOでは、人脈騙しなどは見破られやすくペナルティリスクが高いため、Webサイトの内部施策へと比重が移っています。
特に実際に書かれている文章、コンテンツを重視したSEOの考え方を「コンテンツSEO」と言います。

SEOって検索で1位にすることじゃないの?

ところでSEOといえば検索順位を1位にすること、と短絡的にとらえていませんか?
たしかに検索順位が100位以下よりは1ページ目にある方がいいですよね。けれど、順位にこだわりすぎると、「木を見て森を見ず」ということになってしまいます。

もちろん集客数が広告収入につながるアフィリエイトサイトなどでは、よく似たWebサイト同志で順位のしのぎを削るような側面もあります。
けれど一般的な企業のWebサイト運営の目的は、自社の商品・サービスに対する何らかのコンバージョン(購入、資料請求、お問い合わせなど)ですよね。
瞬間的に何かのキーワードで1位になっても、自社にとって重要な顧客や潜在顧客が集まってこなければ、最終的にコンバージョンが取れません。

検索エンジンは、ユーザーにとって価値のあるコンテンツを紹介したいと考えています。
ですから、まず自社にとってのユーザー=重要な顧客や潜在顧客のニーズや課題を考えること、そこに対して価値あるヒントや答えを提案することから考えなくてはいけません。

あれ?それってマーケティングじゃないの?と思われた方、その通りなのです。

実は、コンテンツSEOは、コンテンツマーケティングと深く関わっており、リンクやタグ修正といったテクニカルなSEO施策だけでは対応できないのです。だから「コンテンツSEO対策」って言い方はあまりされないのですね。

コンテンツSEOは、自社にとっての顧客や潜在顧客に有益なコンテンツを提案することを前提に、適切なキーワード・周辺キーワードで検索順位も上位化させながら、コンバージョン率もあげていく…という中長期的なマーケティング戦略に繋がる概念なのです。

コンテンツマーケティングの基本的な考え方についてはこちらの記事もご参照下さい。
参照 WEB担当1年目からわかるコンテンツマーケティングの基本

コンバージョンの考え方、具体的な設定方法についてはこちらの記事もご参照下さい。
参照 Google Analyticsでコンバージョンを設定しよう

3ステップでできるコンテンツSEO

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「概念はわかった、今、何かしたいんだ!具体的に!」と叫んでいる方もいらっしゃると思いますので、今回は、コンテンツSEOのポイントを3ステップで紹介します。特別なSEO知識やWeb知識がなくても出来る、戦略部分のフレームとなります。

Webサイトの現状把握・SEOについての戦略決定

まず現在のWebサイトの順位や状況を把握しましょう。

【SEO状況チェックツールの例】
SEOチェキ!

現状把握を元に、SEO戦略ともいうべき考え方を最初に決めます。

  • とにかく現状のトップページを上位化していきたいのか?
  • ターゲットに合わせたコンテンツを拡充する中で、SEOも考えていくのか?
  • ランディングページ(LP)と広告を活用してSEO対策をしていくのか?
  • まめにブログを書く、オウンドメディア化するといった施策を進め、各ページをロングテールキーワードで上位化させていくのか?

Webサイトの運営方針や投資できる人材・時間・予算と呼応する部分です。どのような成果を狙っていきたいのか決めましょう。

キーワード選定・キーワード設計

キーワードを決める」ことは、SEOの重要なポイントです。狙いたいマーケットの枠組みを、キーワードによって戦略的に設定することになるからです。
※厳密には、お客様が検索窓に打ち込む言葉を「検索クエリ」、Webサイト側で設定する言葉を「キーワード」と言います。

【キーワード選定のためのサポートツール例(Googleの場合)】

☆自社Webサイトへの流入キーワードを知る
Google Analytics
Google Search Console(旧ウェブマスターツール)

☆キーワードの検索ボリュームを見る
Googleトレンド
Google キーワードプランナー(Google Adwordsよりログイン)

他にも、さまざまなキーワードサジェストツールがあります。

ここで注意が必要なのは、単純に検索回数が多いほど良いキーワードというわけではない点です。

リンゴの皮むき器を販売したいなら、検索ボリュームの大きいビッグキーワード「リンゴ」より「リンゴ 皮むき器」の方が的確なキーワードです。
潜在顧客にアプローチするなら、リンゴの皮むきに関連する悩みとして「リンゴ 茶色 防ぐ」というキーワードで変色防止のノウハウ記事を書くのも有効かもしれません。
自社の提案できるコンテンツと、ユーザーが知りたい内容を考え、ベストマッチするキーワードは何だろう?と考えることが大切です。

キーワード設計・選定についてはこちらの記事もご参照ください。
参照 SEOの基本「1ページに1キーワード」はなぜだろう?

キーワード同士の関係を意識したコンテンツの作成

外部施策などのテクニカルなSEOでは対応できない最大のポイントが「コンテンツ作成によるSEO」です。
検索エンジンは、文章からキーワードと意味内容が関連する言葉を読み取り、内容が充実しているかどうか判断していきます。
ですから、対策キーワードと関連度の高いキーワードを使い、さらにキーワード同士の相関性も考えて、より評価が高くなる文章を作成します。
と書くと、難しそう!と思ってしまいますが、あるテーマに対してきちんと内容を説明しようとすれば、実は知らず知らず関連性の高いキーワードを使っている場合も多いのです。
まずはテーマに対して充実した内容のコンテンツを作ること、テーマから逸れた話題を入れないことを心がけていきましょう。

また、検索エンジンは常に変化していますので、新しい話題が盛り上がれば、その話題に関わる言葉を優先していきます。
ですから、常に内容を更新する、新しい話題に対応したコンテンツを提案するという意識が重要になります。

このような辞書も参考になります。
【類語辞典の例】
類語辞典・シソーラス Weblio辞書

まとめ

  1. SEOの悪質な施策は排除されるようになり、主流はコンテンツSEOへ
  2. コンテンツSEOは目先の対策ではなく、マーケティング戦略の一環
  3. ポイントは「戦略」「キーワードの選定」「関連度の高いキーワードを活用したコンテンツ」

今回は、近年step-300x200のSEOの変遷と、コンテンツSEOについて解説してみました。

現在はコンテンツマーケティング、情報発信による長期的なファン獲得の手法が注目されています。

そのトレンドに沿うように、SEOもテクニカルな調整以前のコンテンツプランニングやキーワード設計から取り組む戦略的な発想が重要になっています。業者任せのSEOから、自社で戦略やキーワードを考えていく時代なんですね。

 

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