「ホワイトデー2016」のトレンド調査。義理チョコにはチョコ返し?!人気の「お返し」を大紹介!
今年のホワイトデー(3月14日)は月曜日。チョコレートという軸が決まっているバレンタインデーに比べて、何をお返しすればいいのかお悩み中の方も多いのではないでしょうか。
2016年のホワイトデーではどんな話題が注目されているのでしょうか?
マーケティングのいまがわかるSeeSで、Web上の2016年のホワイトデー市場トレンドを調べてみました。
ホワイトデーもやっぱりチョコ?!ゴディバの存在感が光る!
「ホワイトデー 2016」というキーワードでWebデータを調査しました(2月22日)。データ元は242件のWebデータとなります。
テキストマイニングという手法で重要な話題を抽出してみました。
※データの一部を抜粋しています。
先日、義理チョコは消滅?!バレンタインの話題を3年前と比較してみたという記事を書いていたわりに、ホワイトデーでは「義理チョコへのお返し」という話題が大きいじゃないか!とお思いの方もいるかもしれません。
でも考えてみてください。彼女や奥様から本命チョコを貰った人は、あれ欲しいこれ欲しいとおねだりされたり、遠回しにサジェストされるわけなので、ホワイトデー情報はそんなに重要ではないのです。もう具体的な商品情報を検索していますよね。
「ホワイトデー」情報を探す人は、義理チョコを貰った義理返し、あるいは、義理なのか?本気なのか?友なのか?といった、彼女とはまだ関係が浅く好みがわからない、っていう立場の人だと推測されます。
ホワイトデーのお返しはもともと、昭和40~50年代に日本で生まれた習慣です。習慣・儀礼的なお返しはちょっと切ない気もしますが、それだけでもありません。
中学生、高校生っていう話題が出ています。初々しい恋の予感がしますね。
そんなホワイトデー市場で勢いがあるのはなんとゴディバ(GODIVA)です。
なんと「バレンタイン 2016」調査よりも、ゴディバの話題が強い結果となりました。義理チョコにはチョコ返し!
裏付けとして、「ホワイトデー」の話題を深掘りすると「有名ブランド」という言葉が出てくるんです。
万人に知名度があり、女子の皆さんにも間違いなく商品価値が伝わるゴディバ。ホワイトデーのお返しに安心の有名ブランドなんですね。
そんなゴディバを筆頭に、2016年ホワイトデーの注目商品を見ていきましょう。
お返しといえば…スイーツ
ゴディバ
先ほどあげたようにブランド名が重要なトピックになっているほか、2016ホワイトデー限定「ショコラ フリュイテ セレクション」が共起語として上がっています。
「くまのぬいぐるみ」というキーワードも出現しているんですが、調べると「ショコラ フリュイテ ベア」(ゴディバのホワイトデー限定ベア)を指しているんですね。
2016年限定のフリュイテ=フルーツをテーマにしたチョコレートは、チョコのデザインもパッケージも本当に可愛らしいですね!
ちなみにジャン=ポール・エヴァンもテディベアとセットのショコラを限定発売するようです。(3/1~14限定)
アンリ・シャルパンティエ
芦屋発祥の有名ブランド、アンリ・シャルパンティエも重要なトピックに上がっていました。
春限定パッケージの焼き菓子は、幅広い商品・価格帯を揃えています。オンラインショップのホワイトデー特設ページは「贈る相手で選ぶ」サジェスト情報も充実していて、非常に選びやすいです。コンテンツ作りの参考にもなりますね。
アンリ・ルルー
塩バターキャラメルやショコラが有名なアンリ・ルルーも重要なトピックに出現していました。ホワイトデー向けの詰め合わせ商品があります。
その他、お返しスイーツとしてはクッキー、マカロンが人気で、その他マシュマロ、ケーキ、キャンディー、プリンなどが挙がっています。
変わり種としては「ざらめシュー」などもデータ上に出現していました。
※マシュマロ=「すぐに溶けてなくなってしまう関係」を意味するなど、お菓子の意味について書いているWebサイトもあります。スイーツ選びの際、意味合いが気になる方はチェックしてみてくださいね。
特別な夜を…ディナー
モノもいいけど、時間を共に過ごすお返しもいいですね。「お返し」の関連キーワードで、ディナーが注目されていました。
ぐるなび(ホワイトデーディナーの予約)
また、自宅でホワイトデーディナーというのも注目かもしれません。料理男子も増えていますもんね。
アンデルセン
パンやスイーツのギフトはもちろんありますが、面白いのはハンバーグとパンの入った「食卓セット」。ホワイトデーのディナーを自宅で準備して招く、あるいは奥様のために旦那様が準備する…といったシチュエーションに活用できそうです。
定番の華やぎ…フラワー
「フラワー→ギフト」も重要なトピックに上がっており、根強い人気のキーワードです。
フラワーギフトですと、やはり日比谷花壇がブランドとして強いです。これまでさまざまな記念日系の調査をしていますが、花に関しては日比谷花壇の強さは安定していますね。
日比谷花壇
スイーツやワイン×フラワーアレンジメントのセットを紹介しており、強力なラインナップです。男性の花贈り 3 LOVE STORIESというキャンペーンも展開しているんですね。セールスプロモーション手法の参考になります。
仲を深めるには…コスメ
「食べ物以外」のお返しとして、コスメ(化粧品)も人気があります。データ的に出現しているブランドはロクシタンでした。
ロクシタン
比較的誰からも好まれるフランスの自然派化粧品ブランドです。ハンドクリームなどギフトにしやすいアイテムが人気です。
Spring Festaでは、春のバラエティキットを紹介しています。
重要なトピックには「ハーブ」というキーワードも出現しており、アロマランプなども注目されています。
化粧品や香りは個人の好みや合う合わないもありますので、本人に聞きながら選ぶのもポイントかもしれませんね。一方的な義理返しに使うより、会話のきっかけにして仲を深めるアイテムとして役に立ちそうです。
まとめ
- ホワイトデーの情報は、「義理返し」と「恋の始まりの予感」に効果的
- お返しアイテムはスイーツが強く、フラワー、コスメも人気
- ゴディバを始め、「有名ブランド」が安全アイテムとして選ばれやすい
女子の「高級ショコラティエでターゲット狙い撃ち」志向に対し、何となく男子の無難なメジャーブランド志向、安全志向を感じる調査結果でした…。「失敗しないお返し選び」という感じですね。
ただ、ホワイトデー2016の感覚キーワードトップは「特別」。
無難な選択だけでなく、何かしら特別な感じが演出できると、義理チョコや友チョコの人間関係がちょっと変わるかもしれませんよ。
ホワイトデーから始まる恋があってもいいんじゃないかなって思います。皆さまの恋を応援しています!